【2分でわかる】マスタリングとミックスの決定的な違い・各作業内容も解説
最終更新日:2024/10/30
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目次
意外と知らないミックスとマスタリングの違い
DTMを始めて、ある程度曲が書けるようになると知識として入ってくるのが「ミックス・マスタリング」という言葉です。
もしあなたが、
- ・音楽をデータとして書き出したい
- ・配信したりCDやレコードにしたい
なら、避けては通れないミックスとマスタリング。
今回はそれぞれの違いについて、わかりやすく解説していきます。
ミックスは音のバランスを整える工程
曲の完成後、1つ目の作業がミックス(ミキシング)
ミックスとは、楽器ごとの音の大きさや左右の位置など、音のバランス全般を調整するプロセス。曲が出来上がって最初に行う作業がミックスです。
シンプルな音の大きさ以外にも、
- ・キックとベースの棲み分けを調整
- ・EQを使って不要な音域をカット
- ・ボーカルが音抜けするようにアナログコンプで圧縮
- ・空間系のエフェクトを使って、曲中で浮いたスネアを馴染ませる
- ・デジタル感が抜けないDTMの打ち込みをサチュレーターで緩和
などなど多くの作業がミックス中で行われます。
ミックス次第で曲の聞こえ方が全然変わるので、DTMでせっかく1曲作ったなら是非とも挑戦してみてほしい工程です!
マスタリングは50%が洗練作業、残りがリリース準備
一方でマスタリングは、ミックスでバランスの整った曲をさらに洗練させてリリースの準備を完了させる工程です。そのためマスタリングは、ミックスの後に行います。
「ミックスはスピーカー内で音のバランスを調整し、マスタリングは音をスピーカーの外に広げる作業」というふうによく言われます。
マスタリングの洗練させる作業とは?
具体的に音楽的なマスタリングの作業としては、
- ・EQを使って曲として、属するジャンルとしてのバランスを調整する
- ・バスコンプでトラック同士をより滑らかに接着する
- ・ステレオイメージャーで音に広がりを持たせる
- ・リミッターでクリッピングを防ぎ、適度な音圧を確保する
ざっくりこういった作業が当てはまります。
マスタリング時のリリース準備とは?
マスタリングの際に行うリリース準備としては、
- ・どんな再生環境でも問題ないバランスを作る
- ・リリースされるプラットフォームに合わせて音圧などを調整して書き出し
- ・著作権情報などの設定
ざっくりこういった作業が当てはまります。